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  <title type="text">ミラ七題</title>
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  <updated>2009-08-03T16:40:28+09:00</updated>
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    <published>2009-08-07T19:06:18+09:00</published> 
    <updated>2009-08-07T19:06:18+09:00</updated> 
    <category term="ミラ七題" label="ミラ七題" />
    <title>7．永劫</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[　地球が誕生してから約46億年。<br />
　生命の起源については学者達が様々に議論しているが、<br />
　誕生した年代に関してはほぼ40億年前あたりに断定されることが多い。<br />
　それに対し、宇宙誕生は約137億年前。<br />
　時の誕生から今までを「過去」と呼ぶのなら、生命の歴史はそれの3分の1にも満たない。<br />
　いったい永劫とは何なのか。<br />
　生命の限界地点までのことなのか。時の終わりまでの長さのことなのか。<br />
　永遠や無限とはどの様に違うのか。数字や既存の価値観では計れないものなのか。<br />
　直江は思う。<br />
　それはきっと未確定のもので、自分が証明した分だけ確定していくその道程の名前であり、その道を歩む覚悟の名前なのだ、と。]]> 
    </content>
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    <published>2009-08-07T19:05:57+09:00</published> 
    <updated>2009-08-07T19:05:57+09:00</updated> 
    <category term="ミラ七題" label="ミラ七題" />
    <title>6．美獣</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[　美しい獣は　擬態することなど覚えない<br />
　その肌はまさしく警戒色だ<br />
　何気ない寝具も古びた舟の上もコンクリートの床も<br />
　彼の肌を際立たせる<br />
<br />
　理屈抜きで<br />
　本能と経験が次の行動を決める野性  <br />
　瞬間瞬間がそれの繰り返し<br />
　意図しない表情<br />
　なめらかな筋肉の動き<br />
　それは素の生命そのものだ<br />
　鮮やかな肌を持ち　本能のままに"在る"存在<br />
　きっと天国の住人とはこのようなものだろうと想像する<br />
<br />
　人でありながら人でなくなったもの<br />
　人でなくてもよくなったもの<br />
<br />
　人でありながら獣の美しさを持った彼こそ<br />
　天上の住まいに相応しいのかもしれない<br />
<br />
　その彼が　自分を求めている<br />
　ひとつに繋がりずっと離れずにいると<br />
　自分と彼との境目が曖昧になってくる<br />
　美しい獣の導きで<br />
　今　自分は地上の楽園にいるのかもしれない]]> 
    </content>
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    <id>huryumonjiseven.blog.shinobi.jp://entry/5</id>
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    <published>2009-08-07T19:04:43+09:00</published> 
    <updated>2009-08-07T19:04:43+09:00</updated> 
    <category term="ミラ七題" label="ミラ七題" />
    <title>5．しろ</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<br />
　しろい霧。<br />
<br />
　しろい木立。<br />
<br />
　しろい布。<br />
<br />
　しろい肌。<br />
<br />
　しろい、しろい………。<br />
<br />
<br />
「<span class="line">────</span>してくれ……」<br />
<br />
<br />
　十五万の夜の果て、  <br />
<br />
　その言葉は、しろい息とともに吐かれた。<br />
]]> 
    </content>
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    <published>2009-08-07T19:04:16+09:00</published> 
    <updated>2009-08-07T19:04:16+09:00</updated> 
    <category term="ミラ七題" label="ミラ七題" />
    <title>4．ベルベット </title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[　ホテルの手続きの関係で、千秋がフロントの人間となにやらやり取りをしている間、高耶はロビーに突っ立っていた。<br />
　手持ち無沙汰であたりを見回してみると、片隅にグランドピアノが置かれている。<br />
　そういえば幼い頃、家にピアノがあった。<br />
　あれは何故あったのだろう。母親が弾いているところは見たことがない。美弥が大きくなった時の為のものだったのだろうか。<br />
　ピアノの前においてあった椅子にはビロードの布が張っていあり、あの肌触りが好きだった。<br />
　ロビーに置かれているピアノにも、あの椅子と似たような布地が掛けられている。<br />
　あの男が自分に似ていると言った花の、名前と色。<br />
　高耶は眉を歪めた。<br />
　今日は一日、千秋とふたりだが、明日になればまたあの男が合流する。<br />
　萩での事件以来、何もかもが変わってしまったあの男が。<br />
　今の彼があの花を前にしたら、一体何を思うのだろうか。<br />
「景虎？」<br />
　手続きを終えた千秋が、部屋へ行こうと呼びに来た。<br />
「……ああ」<br />
　弱気な考えを振り切るように、高耶は歩き出した。]]> 
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    <published>2009-08-07T19:03:46+09:00</published> 
    <updated>2009-08-07T19:03:46+09:00</updated> 
    <category term="ミラ七題" label="ミラ七題" />
    <title>3．確信犯</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[　確信犯なのではないか、と直江は思う。<br />
　彼は、直江を痛めつけることがまるで自分の使命のように感じているのではないだろうか。<br />
　他者に対してはあれだけ許しを請い、卑屈になるくせに、直江に対してはまるで正義を掌る神かのように振舞う。<br />
　いや、まさしくその通りなのかもしれない。<br />
　天から直江の弱点を洗いざらい教わっているのではないだろうか。<br />
　あの男はこんな罪を犯した、次はこんなことをやってのけた、と報告がゆくのではないだろうか。<br />
　そうでなくては説明がつかないくらい、要所を突いてくる。<br />
　少しでも隙を見せれば、今だとばかりに責め立ててくる。<br />
　その度に直江は、どうにもできない感情の渦に揉まれて、必死に抗う手段を探そうとする。<br />
　何とかあの卑劣な攻撃をやり過ごせないものかと、逃げ道を探し、抜け穴を掘る。<br />
　だがもし、本当に天と通じているのなら。<br />
　攻撃は、正当なものではないのか。<br />
　………彼を確信犯呼わばりする愚か者は、どうやら自分だけだったらしい。<br />
　直江は抗う手を止めた。<br />
　神より正義を授けられた天使に逆らう手立てなど、あるはずがないのだ。]]> 
    </content>
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    <published>2009-08-07T19:02:48+09:00</published> 
    <updated>2009-08-07T19:02:48+09:00</updated> 
    <category term="ミラ七題" label="ミラ七題" />
    <title>2．独占欲</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[「あなたには独占欲ってものがないの？」<br />
　宿泊していたホテルのエレベーターホールで、数週間前に一度、夜を共にした女性にそう言われた。<br />
　たまたま鉢合わせて、彼女は男性と二人だったから見ない振りをしやったというのに、いきなり歩み寄って来てそう言うのだ。<br />
　そういえば最近、頻繁に連絡を寄越してくる。何か勘違いされてしまったのかもしれない。<br />
「<span class="line">───</span>……」<br />
　何と言葉を返せばいいものか。<br />
　別に、直江とて独占欲が無い訳ではない。ただ目の前の彼女には抱かないというだけだ。<br />
　もちろん彼女は美しい。外見の美しさだけでなく、多少強引で女性らしい性格はとても魅力的だ。多分、そのことを本人も自覚している。故に偏ったプライドを捨てることが出来ないのかもしれない。<br />
　ある種、自分と同類か。<br />
　束縛し、される関係になりたいと、素直には言えない彼女もまた哀れなのかもしれないと思った。<br />
「直江？」<br />
　呼ばれて振り返ると、遅れて部屋から降りてきた高耶が所在なさ気に立っていた。<br />
　直江とのプライベートな付き合いを匂わせる女性の出現に、どうも気後れしているようだ。<br />
　だが、不安気な瞳の奥には隠し切れない反発が光っている。<br />
　高耶だって彼女と同じ、哀れな人間だ。自分から、欲しいものに手を伸ばすことが出来ない。<br />
　けれど彼は、その眼差しだけで直江を充分束縛する。<br />
「失礼」<br />
　そう言うと、直江はまだ何か言いたげな彼女に背を向けて歩き出した。<br />
　唯一自分が独占し、されたいと思う場所へ。]]> 
    </content>
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    <published>2009-08-07T19:01:42+09:00</published> 
    <updated>2009-08-07T19:01:42+09:00</updated> 
    <category term="ミラ七題" label="ミラ七題" />
    <title>1．a cat &amp; a dog </title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[「恵まれない犬や猫に愛の手を～～！」<br />
　とある街角で、ボランティア団体が募金活動を行っていた。<br />
　行きかう人々が遠巻き避ける中、高耶はひとり募金箱に歩み寄って行く。<br />
　仏頂面で500円玉を落とした。<br />
「ありがとうございま～す！」<br />
　黙って見守っていた直江の元へと戻ってきても、なお表情が戻らない。<br />
　照れ隠しだとわかっている直江はくすりと笑った。<br />
「なんだよ」<br />
「いいえ」<br />
　犬猫に情は移さないと言っていたはずなのに。<br />
「言いたいことがあんなら言えよ」<br />
「……私にも、愛の手を差し伸べてくれるんですか？」<br />
「は？何だよそれ」<br />
　意味がわからずにいる高耶をみて、直江はもう一度笑った。]]> 
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